如是我聞

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Strong addiction 死に至る病

 人間誰しも多かれ少なかれ、何かに依存して生きています。人に依存する人もいるでしょうし、モノに依存する人、趣味に依存する人、ギャンブルに依存する人、薬物に依存する人、色々います。中毒と言い換えてもよいかもしれません。こうした中毒症状ってとかく意志の問題として片付けられがちですが、脳にも明らかな変化が起きているらしく、ある精神科医によると「嗜癖でたくあんになった脳みそは、二度と大根には戻らない。」とのこと。ひとたび中毒症状に陥ってしまえば、そこに待っているのは凄惨な阿鼻地獄、ということになりましょうか。

 

 いや、というのも京都発祥のラーメン店、「天下一品」についてです。全国各地にチェーン展開しており、我が秋田県にも1店舗存在しております。「天下一品」。通称「天一」。天一といえばこってり、こってりといえば天一、と言われるほどその名の知れた名店であります。

 

 私が天一に出会ったのは22歳、社会人1年目の夏のことでした。会社の長期休暇を利用して、東京をぶらりひとり旅していたんですね。雀荘を何件かハシゴし、夜のお店を廻り、酉の刻をすぎた頃でしょうか。小腹の空いた私は、何か義務感にも似た感情に駆られて、その、偶然通りがかったラーメン屋に入って行きました。そのお店のことを、私は何も知りませんでした。それが天下一品歌舞伎町店でした。

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初めて食べる天一。卓に出された「こってりラーメン」のスープを一口飲んだ感想は、「臭い、ザラザラしてる」というものでした。「こってり」の名の通り、とにかくスープのドロドロ感が半端じゃないんです。ラーメンのスープというよりはコーンポタージュに近い、胃にドスンとくる重量感がありました。

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あまりの濃厚さにスープを全部飲み干すこともできず、もうたくさんだと言わんばかりの、えも言われぬ疲労感に包まれながら店を後にしました。

 

 しかし数週間経った頃、不思議なことにもう一度あのこってりラーメンを食べてみたいという、そんな気持ちが不意に襲ってくるのです。数週間ぶりの天一。ふむ、前ほど抵抗感は無くなっているようです。麺も程良い硬さでスープだって、これが最初の一口二口はズズズといけるんです。しかし後半になるにつれ、やはり身体が拒否反応を起こしてきます。まあ、もう食べに来ることはないだろうなと店を後にします。

 

 しかしさらに1週間もすると、あれやっぱりあの天一のこってりは美味いんじゃないか!?と思い直し、お店を訪れている自分がいるのです。はい、中毒者の完成です。

 

 三度目の天一。いやあうまい、うますぎる。こってりスープがしっかりと絡みついた太麺、程よい柔らかさのチャーシュー、そしてこってりスープと相性抜群の白飯、最高です。こんなうまいラーメンが他にあるでしょうか。いやないでしょう。もはや私、ラーメンは天一でなければ満足できない身体になってしまいました。

 

 もしまだ天一のこってりラーメンを食べたことがないという方がいましたら、ぜひ食べてみてください。あっさり味と屋台味(こってりとあっさりの中間)もありますが、まずはこってり味をオススメします。ぜひご堪能あれ。

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